愛媛の県都・松山市の市長選挙の告示まで23日時点で、2週間あまりに迫っています。出馬を表明している新人3人の動きを追いました。
元県議の中野泰誠さん(44)。自民党市議団や国民民主党県連に続き、立憲民主党県連が20日に中野さんと政策協定を結び、推薦状を渡しました。
中野泰誠さん:
「働く意欲のある女性が安心して、家庭生活と仕事を両立できる支援策を講じる。男女共同参画を進める。働く皆さまの生活、仕事、家庭過をしっかり支えていくことを協力していきたい」
松山市民会館では21日、政治活動の傍ら、総合オーガナイザーとして手がけたアートイベントのフィナーレを飾る市民コンサートに参加しました。
中野さん:
「みなさんの中にある種がきょう、こうして花になります。みなさんの心の中の種をいっぱい咲かせていけるこのデザインウィークを一緒に作り上げていきたい。きょうは目一杯楽しんで頂きたい」
老朽化などで再来年に閉館するが決まっている市民会館は思い入れのある場所。これまで市民の有志らとともに、代わりになる新しい文化施設を求めて活動してきていて、イベントを通してまちづくりへの思いを新たにしました。
中野さん:
「60年前に市民会館ができた時に、『我が街にやっと文化の香りがしたぞ』と先人たちが思ったように、新しく私たちが引き継いで『我が街の市民会館ここに来たり』と、ぜひみなさんと一緒にできる限り早く作っていきたい」
市議会議員の田中エリナさん(42)は10月から市駅前などで辻立ちを始めました。
田中エリナさん:
「私は官民連携を大切にしています。もうこれからの時代は行政だけが行うのではありません。この時代の変化が早いなか、民間をいかに活用するか、民間の方にいかに松山市に投資・協力していただくかとても大切になると思う」
21日は女性の政治参画を目指す市民団体の座談会にゲストとして参加しました。
議会に女性をおくる会・武井多佳子県議:
「本当に愛媛県の中に女性議員が少ない」
田中さん:
「育児・介護・家事残念ながら女性に偏りがち。だったら社会の重要な大切な役割を担っている女性の声が社会に届くべきだと私は考える」
銀天街で生まれ育った田中さん。大学卒業後、地元へ戻って家業を立て直そうと意気込んだ矢先、祖父から言われた言葉は…
田中さん:
「私は継ぎたいと帰ってきた。でも女の子は結婚してどこかに行ってしまうから、墓じまいができないから、女の子には継がせられないと言われた」
味わった「ジェンダー」の壁。参加者も身の回りで感じる“違和感”を語ります。
参加者:
「男性はお酒を飲んで色んなことをして活動するけど、女性は食事を作ったりとか。女性の役割、男性の役割が分けられて男女平等って何だろうって不思議に思う。疑問に思うところがあって」
今回、女性で唯一出馬を表明した田中さん。市長選への挑戦を通じて女性の政治参画について問題を提起します。
田中さん:
「今、日本全体がジェンダーの問題に関して過渡期を迎えている時だと思う。そんななかで日本全国で女性の首長がいない県は9つ。その中の一つが愛媛県。それも一つ選挙戦の注目要素になればいいのかなと思う」
松山市長選挙にはこのほか元会社員の木下豪さん(44)も出馬する予定です。
木下さんは生活インフラの維持改善を進めるほか、物価高騰を受けた経済政策として消費税分を還元する割引券の配布を公約に掲げています。
SNSの活用や街頭での辻立ちなど、組織に頼らない活動で知名度の浸透を図ります。
松山市長選挙は11月8日に告示され、15日に投開票されます。
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