ここからは、人生の終わりに向けて考え、準備する「終活」の特集です。23日は終活の第一歩と言われる「エンディングノート」について。自分の思いを、家族に伝える方法です。
【佐賀市高齢福祉課 吉川和主査】
「ちょっともう終わりかな、っていう気持ちにもなられるかもしれないんですが、そうではなくて、これからを考えるそれと、もしものときの備えという意味でこのあんしんノートをですね、市の方で作成をさせていただいております」
先週、佐賀市北川副町の公民館で開かれたのは佐賀市が独自に作成しているエンディングノート、「あんしんノート」の書き方説明会。
地元の老人会からの依頼を受けて開かれたもので、70代から90代の15人が参加しました。
【佐賀市高齢福祉課 吉川和主査】
「このあんしんノートは遺言書ではないです。なので、これに法的な効力はまったくありません。あくまでも自分がどうしたいか、自分がこういうことを希望しているよ、っていうのをここに書くものになります」
“終活の第一歩”ともいわれるエンディングノート。
介護を誰にお願いしたいか、財産をどう管理しているのか、葬儀をどう開いてほしいかなどをあらかじめ整理しておくもので、万が一の時に家族などに自分の希望を伝えることができます。
説明会では、とあるAさんのケースを通して万が一のことが起こった時、家族などが困りそうなことについて考えを出し合いました。
それらの困りごとに対して準備・整理しておくべきことを再確認した上で、人生のこれまでを振り返り、今、そしてこれからについて考えながらそれぞれがノートに書き記していました。
【佐賀市高齢福祉課 吉川和主査】
「1度にですね、全ての項目を書き終える必要はありません。ここなら書けそうかな、とかちょっと書いてみたいなって思ったところがあるかもしれないんですけど、そういったところから書いていただけたら」
【参加者】
「こんなのがあるということを初めて知りました。書くのは大体書いているけどあとの分はやっぱり娘とか息子に話してどうするかっていうのは話し合って書き込むようにする」
「いろいろ支払先なんかがやっぱりまとめておかないといざ死んだらどんどん請求が来たりするといかんからそういうアクションを取らんといかんなと思った」
佐賀市では、あんしんノートを毎年3400部発行していて、市役所の窓口やおたっしゃ本舗で無料で配布されています。
また、去年から導入されたのがこの「あんしんカード」。
【佐賀市高齢福祉課 馬場久美子係長】
「表紙に自分の名前とか緊急連絡先を書いてカード式になっているので、それを切り取って財布等に持ち歩いてもらうような形を去年から作っている」
このように、あんしんノートを作成することに合わせて、作っていることや保管場所を家族に知らせることも大切です。
【佐賀市高齢福祉課 馬場久美子係長】
「まず手に取って知ってもらう、そこからここなら書けそうかなというところから書き出してもらって自分の今後を考えるきっかけにしてもらうということが大事かなと思っている」
【平川】
エンディングノートをいつ書き始めるのか?例えば、ひとつの区切りとして定年退職を迎える「60代」さらには「70代」など元気なうちに書き始めるのがおすすめです。
では、どこで入手するのか?
自治体の窓口での配布、書店の「相続」コーナーで購入することもできます。
何を書くのか?
例えば、携帯電話など毎月の支払い、介護、葬儀の希望などがあります。
【鶴丸】
いきなり全部書き残すのはハードルが高そうなので、ここなら書けそう、という所から始めても良さそうですね…。
【平川】
こちらが記入例です。
介護の希望について、場所は「施設」費用は預貯金や年金「できるだけ家から近い施設」こういった内容をいろんな項目で記入していきます。
終活の第一歩として、始めてみてはいかがでしょうか。
