10月25日、京都競馬場で行われる菊花賞・G1。クラシック3冠の最終戦で皐月賞、日本ダービーを制したロブチェンが史上9頭目の3冠に挑む。
その手綱を握るのは松山弘平騎手。2020年にデアリングタクトとのコンビで牝馬3冠を達成しており、今回ロブチェンで菊花賞を制すと、史上初の牡馬・牝馬両方の3冠を達成した騎手となる。
また、ロブチェンを管理する杉山晴紀調教師にとっても、デアリングタクトに続く牡牝3冠制覇がかかる大一番だ。
人馬で歴史を塗り替えるのか。競馬界の大きな注目を集める一戦となる。
【デアリングタクトで達成した牝馬3冠 松山弘平騎手が再び歴史に挑む】
松山弘平騎手は2020年、デアリングタクトとのコンビで桜花賞、オークス、秋華賞を制覇。無敗で牝馬3冠を達成した。
当時は自身初となる3冠挑戦という大きなプレッシャーの中で秋華賞に挑み、その期待に応えて偉業を成し遂げた。その経験は、松山騎手にとって、騎手人生を語るうえで欠かせないものとなっただろう。
あれから6年。今度はロブチェンとともに、牡馬3冠の偉業に挑む。松山騎手は今回の挑戦について「プレッシャーはありますが、あって当たり前。できることをやっていこうと思う」と語り、重圧を受け止めながら静かに闘志を燃やしている。
かつて牝馬3冠を成し遂げた名手が、今度は牡馬の3冠挑戦へ。松山騎手が再び歴史的な瞬間を迎えようとしている。
【松山弘平騎手とロブチェン 2冠馬として歩んできた軌跡】
松山弘平騎手とロブチェンは、デビュー戦からコンビを組んできた。
2歳時にはホープフルSを制し、世代の頂点へ向けて存在感を示すと、今年は皐月賞、日本ダービーを連勝。春のクラシック2冠を達成した。
皐月賞ではレコードタイムで逃げ切り勝ち。日本ダービーでは転じて差し切り勝ちを決め、異なるレース運びで頂点に立った。ロブチェンが持つ高い能力と自在性を、松山騎手が最大限に引き出してきた。
秋初戦となった神戸新聞杯でも、松山騎手はロブチェンを勝利へ導いた。ハナ差の決着だったが、着差以上に力を示した内容と評価されている。
菊花賞に向けた1週前追い切りでは、松山騎手が騎乗して6ハロン80秒7、ラスト1ハロン11秒4と好時計をマーク。追い切り後には「先週よりグンと良くなりました」と状態の上向きを実感していた。
また、菊花賞の舞台となる芝3000mについても、「体力、心臓の強い馬でそう簡単にはバテない」と評価。前走の走りから、長距離への対応にも手応えをつかんでいる。
【ロブチェンは3冠へ 松山弘平騎手は史上初の偉業へ】
菊花賞の舞台は京都競馬場の芝3000m。皐月賞、日本ダービーとは求められる適性が異なり、3冠達成への最後の関門として立ちはだかる。
ロブチェンが勝てば、2020年のコントレイル以来となる史上9頭目のクラシック3冠馬が誕生。そして松山騎手も、デアリングタクトと成し遂げた牝馬3冠に続き、牡馬・牝馬両方の3冠を制した史上初の騎手となる。
松山騎手は3冠達成について「自分のことより、ロブチェンの価値を高めるために3冠をとりたい」と語っている。
歴史に残る大偉業まで、あと一つ。ロブチェンは史上9頭目の3冠馬となるのか。そして松山弘平騎手は前人未到の牡牝3冠制覇を成し遂げるのか。菊花賞で刻まれる新たな歴史の瞬間に、大きな期待が集まっている。
クラシック3冠最終戦、菊花賞は午後3時40分に発走。
みんなのKEIBA 菊花賞・G1
10月25日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html

