10月11日、東京競馬場で行われるアイルランドトロフィー・G2(以下、アイルランドT)。牝馬限定の芝1800m戦には、府中牝馬S・G3を連覇したセキトバイーストも出走を予定している。
その手綱を握るのが浜中俊騎手だ。
今年6月に同じ東京芝1800mで鮮やかな逃げ切りを決めたコンビが、秋の東京で再び重賞制覇を目指す。
“作戦通り”の逃げで府中牝馬S連覇
浜中俊騎手は6月の府中牝馬Sで、セキトバイーストを先頭へ導いた。
レース前から四位洋文調教師とは「行ければハナに行きたい」と話しており、浜中騎手はスタートから積極的に主導権を奪う。1000m通過58秒9で後続を引き離すと、直線でも脚色は衰えず、2着に3馬身差をつけて快勝した。
浜中騎手はレース後、「できればセーフティーリードを取って競馬をしたいと思っていて、作戦通りでした」と振り返った。
東京芝1800mで自らレースの流れを作り、セキトバイーストの粘り強さを存分に引き出した浜中騎手。
去年に続く府中牝馬S連覇を果たし、コンビとして2度目の重賞制覇を手にした。
「苦しいところからもうひと踏ん張り」
浜中俊騎手は府中牝馬S後、セキトバイーストの持ち味について「苦しくなるところからもうひと踏ん張り、頑張ってくれるところ」と話している。
また、「今の東京競馬場の馬場コンディションはすごく得意」とも語っており、コースと馬場への適性にも手応えを感じていた。
実際に6月の府中牝馬Sでは、早めに先頭へ立ちながらも最後まで脚色は鈍らず、後続の追撃を封じ込んだ。
今回も舞台は同じ東京芝1800m。セキトバイーストはこの条件で府中牝馬Sを連覇しており、浜中騎手にとっても前走のイメージを生かせる一戦となる。
ただ一方で、去年のアイルランドTでは同じ浜中騎手とのコンビで10着。当時は持ち前の粘りを発揮することができなかった。得意条件で迎える今年の一戦。去年の経験も踏まえ、どのようなレース運びを選択するのかが注目される。
四位調教師「精神面も大丈夫」
夏場を順調に過ごし、秋の始動戦となるのが今回のアイルランドT。
四位調教師は「しっかり乗り込んでいるし、煮詰めないようにして精神面も大丈夫」と、順調な仕上がりを強調している。
また、今回の舞台は前走と同じ東京芝1800m。ただし、府中牝馬Sが東京開催最終週の稍重馬場だったのに対し、今回は秋開催の開幕週。馬場状態やレースの質は大きく異なる可能性がある。
四位調教師も「秋口はどうしても上がりが高速になって分が悪いかもしれない」と話しており、速い上がり勝負への対応を課題に挙げている。
アイルランドTは1着馬にエリザベス女王杯・G1の優先出走権が与えられる一戦。
府中牝馬S連覇の実績を誇る得意舞台で、浜中俊騎手とセキトバイーストは再び主導権を握れるか。秋の大舞台へつながる勝利を手にできるか注目したい。
エリザベス女王杯前哨戦、アイルランドTは午後3時45分に発走予定だ。
みんなのKEIBA アイルランドT・G2 10月11日(日)午後3時から生放送https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html

