長野県富士見町の高校生と小学生が、民家の近くにある放置された柿の実を収穫しました。柿を狙うサルの出没を防ぎつつ、おいしく食べようという取り組みです。
小学生:
「竹ばさみを回すと木が折れるのでとれる。(とれた時は?)気持ちよかったです」
長い竹ばさみでとったのは、オレンジ色に実った柿。
10月21日、富士見町上蔦木で富士見高校の2・3年生と富士見小学校6年生のあわせて100人が、複数の班に分かれて、柿を収穫しました。
なぜ、高校生と小学生が収穫していたのでしょうか。
理由は、地区に出没するサルです。
甲州街道の宿場町だった上蔦木地区には、民家の周りに50本ほどの柿の木がありますが、住民の高齢化などで、その多くが、実を収穫せず放置されています。
毎年、柿を狙ってサルが出没し、食べカスやフンで汚したり、他の農作物を荒らしたりする被害が出ています。
そこで、地元の高校生たちが5年前から、「サル柿合戦」と名づけ、サルが食べる前に柿の実の収穫を行っています。
高校生:
「高いところは大変だけど楽しいです。枝にちゃんと挟んできれいに取れたらうれしい」
「地域のためになっていいなと思う」
今年の柿は豊作で、2時間ほどの作業で約2500個もとれました。
その場で試食してみると―。
高校生:
「さっきサルもいて(柿を)狙ってました」
収穫した柿は、地区の住民と一緒に皮をむいて干し柿にします。
住民は―。
住民:
「一生懸命働いています。ありがたい」
作った干し柿は、町で開かれるこども食堂などで提供されるということです。
