原爆資料館東館地下に整備される平和学習のための新しい展示の検討会議が開かれました。
専用の学習教材の作成や教員経験者の配置などより具体的な方向性が示されています。
きょうも国の内外から大勢の人が訪れている平和公園。
【加藤雅也キャスター】
「バスがたくさん停まっていますが、きょうも修学旅行生が大勢訪れています。原爆資料館の混雑が大きな課題となる中、今、児童・生徒の平和学習のための展示を新たに作ろうという計画が進み、22日これから会議が行われます」
5回目となる「平和学習展示検討会議」には教育や心理学などの専門家や被爆者などが出席。
はじめにこれまでの検討を踏まえ「全国の若い世代の平和学習の拠点を目指し、唯一無二の本格的な平和学習展示施設」にしていくといった方針が示されました。
【加藤雅也キャスター】
「こちらは初めて示された模型です。新展示は3つの部屋に分かれ、戦前・戦中・戦後、そして最後に見学後に思いを馳せる場所が…」
22日新たに提示された案では、可能な限り実物資料を想定する一方で、必要に応じてレプリカの活用も検討します。
また、学校でも学びが深められるよう事前の学習教材や教師の指導用資料を新たに作成し学校との連携を強化。
さらに見学中に恐怖を感じる子供へ声掛けの在り方を記した「心理的配慮マニュアル」も作成することが提案されました。
これらの開発にあたっては広島大学や教育委員会などからなる協議会を新たに設ける方針です。
展示スペースには教員経験者を配置し、児童・生徒の学習を支援することも検討されています。示された案に対し被爆者からは…。
【委員 被爆体験証言者 内藤慎吾さん】
「もう少し厳しいものを見せないといけないと私は常に思っている」
検討会はあと1回行われる予定で、平和学習新展示は、2028年のオープンを目指します。
