被害者「あまりに身勝手」
オウム事件の被害者は、今回の音声をどう受け止めるのか。

永岡弘行さんは、オウム真理教の信者から猛毒ガスのVXで襲撃を受け、意識不明の重体で生死をさまよった。今も右半身に麻痺が残っている。
永岡弘行さん:
一口では言い表せないけども、あまりにも身勝手。直接ね、私は、次男と話をしてみたいという思いがないと言えば嘘になる。話してみたい。

次男の指示で被害者支援機構への支払いを停止したとされるアレフ。2020年には最高裁で支援機構への10億円あまりの支払いを命じる判決が確定している。
私たちは音声の内容をただすため、アレフに質問状を送った。

これに対して、アレフは「一連の事件の被害者の方々に対する補償につきましては、これからも継続していく所存です」とした上で、「機構がアレフに請求しているのは、贈与としての財産であって、そもそもオウム真理教事件の被害者に対する賠償金・配当金ではありません」などと回答した。

この回答に支援機構の中村裕二弁護士は「事実経過をまったく無視した都合のいい解釈」とコメントした。
賠償責任に背を向けるようになった教団。その方針を、かつての教祖の息子が推し進めている実態を注視する必要がある。
(「イット!」10月21日放送より)

