葉物野菜の価格高騰が続いています。影響は家計だけでなく県内の飲食店も打撃を受けています。一方、青果店では価格に変化の兆しも見えてきました。
【70代女性】
「キャベツとかレタス、葉物野菜、すごく高いです、(葉物の代わりに)大根サラダにしたりですね、ポテトサラダに、それでも高いんですけど、なるべく安いのを買うようにしてます」
【40代女性】
「薄く切ってですね、鍋にすると非常に水分も含んで、なのでそれで多く見せて食べさせてます」
県内でも価格が高騰している葉物野菜。
東日本を中心に長く雨が続いたことなどが影響し、流通量が減少。
先週発表されたキャベツの平均小売価格は平年の1.5倍以上になるなど、全国的に高値が長期化しています。
その影響は飲食店にも。
【きのや佐賀南本店店主 野口晃佑さん】
「とんかつ屋といえばキャベツ、ご飯、みそ汁、おかわりやっぱり無料なので、そのあたりはちょっとコスト的にはきついんですけどやっていくしかない」
大ぶりのヒレかつが人気の佐賀市のトンカツ店。
ランチセットはご飯、みそ汁、そしてキャベツが「おかわり」できます。
【きのや佐賀南本店店主 野口晃佑さん】
「(キャベツは1日で)大体30キロちょっと使う、(仕入れ値は)倍ぐらいになってますね」
Q.他の野菜に変えない?
「難しいですね、やっぱキャベツ、とんかつ=キャベツなので」
トンカツに欠かせないキャベツの価格が高止まりする中、店は11月から一部メニューの値上げを決めました。
「苦渋の決断」という値上げの背景にあるのは野菜の価格高騰だけではありません。
【きのや佐賀南本店店主 野口晃佑さん】
「全体でお米もすべて合わせると、平均して3割は上がってますね、最低賃金も11月から上がる」
それでも、ランチセットは価格・サービスともに据え置くといいます。
【きのや佐賀南本店店主 野口晃佑さん】
「お財布事情も考えて価格設定はしたつもりなので、それ(ランチ)はこのまま維持していこう、お客さんに喜んでいただくためには、まあお肉もお米もそうですし、キャベツも大事な要素なので、ここは変えずにやっていきたい」
一方、佐賀市の青果店では変化も。
【坂井商店 坂井考匡専務】
「レタスは出してなかったんですけど、高くてなかなかお客さんも手が届かないような状態だったので、少し下がってきたので店頭の方にも出そうかな」
手ごろな価格のレタスが久々に店に並び始めました。
【坂井商店 坂井考匡専務】
「これは信州なんですけど、結局これが長崎のレタスなんですけど、まあどっちも今出てるんで、値段が下がってきた」
県内で続いた価格高騰の理由について九州の天候の影響もあったと話します。
【坂井商店 坂井考匡専務】
「(九州では)日が照って雨も少なくて、苗が枯れてしまってっていう状況で、植え付けが遅れたっていうのが一番の原因じゃないかな」
商品自体はまだ小ぶりなものが中心ですが、九州産の流通で相場の落ち着きが期待できるということです。
【坂井商店 坂井考匡専務】
「慌てて出しているのもあるかもしれないですね、早く出さないといま野菜高いからって農家さんが、でも安定してこれからいい感じになってくるとは思います」
20日発表された農林水産省の最新の調査では、先週のレタスの全国の平均小売価格が平年の2倍となっているほか、白菜やキャベツもまだまだ高値となっています。
これからの季節、手にとる機会も増える白菜ですが、取材した青果店によるとあと1、2週間もすれば手頃で立派なものが店に並ぶようになる見込みということです。
