直接的な証拠がない中、妻に暴行を加え死亡させた罪などに問われている無職の男の裁判で大阪地方裁判所は実刑判決を言い渡しました。
無職の黒木佳史被告(36)は、おととし大阪市内の自宅で妻のいずみさん(当時52歳)に暴行を加えて死亡させ、知人の男(30代)と共謀して遺体を車で運び出し、遺棄した罪などに問われています。
知人の男はその後自殺し、いずみさんの遺体は見つかっていません。
黒木被告は、裁判で起訴内容について黙秘しています。
直接的な証拠がない中で検察側は隣人が女性の悲鳴を聞き、自宅から死亡後の血液成分が検出されたことや、自殺した知人が生前に友人らに「被告と死体をバラバラにしながら燃やした」と話していたとして、「黒木被告による犯行は明らか」と主張していました。
一方、弁護側は「直接証拠がなく、被告人が犯人でなければ合理的に説明できない事実関係は含まれていない」として無罪を主張していました。
20日午後2時半過ぎに始まった裁判で、大阪地裁は傷害致死罪と死体遺棄罪で黒木被告に懲役12年6カ月の判決を言い渡しました。
