東与賀海岸ではこの時期「海の紅葉」とも言われるシチメンソウが見ごろを迎えます。しかし今年は生育状況が悪く例年通りの光景を見ることが難しくなっています。
【リポーター】
「秋の干潟の風物詩となっているシチメンソウ。毎年この時期は一面赤く色づきますが今年は生育不良がみられます」
シチメンソウは、国内では有明海沿岸の干潟だけに自生する絶滅危惧種で塩分濃度が高い場所で育つ塩生植物です。
佐賀市の東与賀海岸は国内最大級の群生地で、赤く色づいたシチメンソウを見ようと毎年県内外から多くの人が訪れます。
しかし、今年は…種を撒いても発芽せず去年発芽したシチメンソウも枯れてしまっています。
10年近く干潟の環境を調査している佐賀大学の郡山准教授は原因はまだ特定できていないとした上で、おととしと去年に採取した種では発芽する割合に違いがあると話します。
【佐賀大学農学部 郡山益実准教授】
「2024年の種はだいたい最適な条件だったら8~9割は発芽するが、2025年に採った種は5割くらいしか発芽しないということで種の元気がないんだろうということが実験でわかっていた」
干潟には15日も赤く色づいたシチメンソウを見ようと県外からも見物客が訪れていました。
【カンボジアから】
「かなり少ないので少しそれは残念だなと思う。また次回来る機会があればぜひ満開のシチメンソウを見たいなと」
【栃木県から】
「ちょっと寂しいですね。自然破壊とかそういうものが影響しているのかな。地球温暖化とか。ちょっと残念です」
一方毎年恒例のシチメンソウまつりは10月31日と11月1日に予定通り開催されるということです。
