2012年に北海道白老町の白老駐屯地で当時19歳の自衛官が自殺し、遺族が国に損害賠償を求めた裁判の控訴審で、札幌高裁は10月15日、1審判決を支持し、母親ら原告の請求を棄却しました。
この裁判は、2012年10月、陸上自衛隊白老駐屯地に所属していた自衛官の川島拓巳さん(当時19)が自殺し、母親ら遺族が、自衛隊が部隊内のいじめなどに適切な対応を取らなかったとして、国に約1億円の損害賠償を求めたものです。
2026年1月の1審判決で札幌地裁は、川島さんが駐屯地で受けた暴力や暴言について「パワーハラスメントに該当しうる」と指摘し、国に対して慰謝料など110万円の支払いを命じたものの、「部隊内でいじめがあったとは認定できない」として原告側の請求を棄却しました。
■控訴審判決で札幌高裁は原告の請求を棄却
一方、原告はこれを不当な判決として控訴していました。
15日に開かれた控訴審判決で、札幌高裁の角井俊文裁判長は一審を支持し、原告の請求を棄却しました。
