未婚の若者の35.1%が「結婚するつもりはない」と回答したことがこども家庭庁の調査でわかった。結婚や結婚式の減少に加え、「ナシ婚」も増える中、結婚式の形は大きく変化している。
バブル期の「派手婚」から「地味婚」、そして家族や親しい人とのつながりを重視する「絆婚」へと変化し、現在は食事会や写真撮影のみなど、形式にとらわれないスタイルも広がっている。
未婚の若者35%「結婚するつもりない」
秋晴れとなった13日の東京・丸の内では、ウェディングフォトの撮影をするカップルも見られた。
一方で、こども家庭庁が発表した結婚に関する調査では、「結婚するつもりはない」と回答したのは、未婚の若者の35.1%に上ることがわかった。
結婚する人が減れば、結婚式も減る。転換期を迎える結婚式に迫る。

石渡花菜キャスター:
結婚式というのは、時代を映す鏡でもありますね。今日は結婚式を見ていこうと思います。
こども家庭庁が15歳から39歳の若者10万人を対象に行った結婚に関する調査で、未婚の若者の35.1%が結婚するつもりはないと答えたそうです。

榎並大二郎キャスター:
この中で言うと若者、室岡さんの周りはどうですか。
室岡大晴キャスター:
私の周りは今まさに結婚ラッシュで、今月でも2、3回行ったりとか。年代もあるんですけれども、比較的結婚は多いかなという体感ではあります。
「したくない」が35%というのが、かなりびっくりしました。
石渡キャスター:
「結婚するつもりはない」35.1%の理由が、趣味などを楽しむことであったり、仕事に専念したいなどがありました。そしてこんなデータからも結婚離れが鮮明になっています。

結婚式場業の売上高は、コロナ禍で3分の1程度に減少した。その後、徐々に上がってはいるものの元の水準には戻っていない。
「派手婚」「地味婚」から「絆婚」
結婚が減れば結婚式も減る。それに加え、結婚しても式を挙げない「ナシ婚」も増えているという。

石渡キャスター:
これまでの結婚式がどういったものだったのか、結婚情報総合サイトゼクシィによりますと、1980年代には、大規模で豪華絢爛な披露宴が特徴の「派手婚」があったといいます。

当時の映像を見ると、紋付き袴の新郎と白無垢姿の新婦が入場すると、高砂には黄金に輝く金屏風。

そして「派手婚」の象徴とも言える巨大なイミテーションケーキタワーに入刀。スモークの演出までついていた。

さらに各テーブルを回って、キャンドルサービスも。

シャンパンタワーまで登場した結婚式もあった。
石渡キャスター:
三宅さん、バブル時代の結婚式って、こうだったんですか?
三宅正治キャスター:
普通こんな感じでしたよ。もうウェディングケーキの高さを競うぐらいの感じで。入場では2階からゴンドラでスモークとともに現れるなんていう演出もあったり。
(芸能人でなくても)普通の人たちもそういう結婚式を挙げていました。
街で話を聞くと、33年前に結婚式を挙げたという50代夫婦の夫は「招待客は200人を超えるぐらい。本当の友人・知人は少しで、結婚する当人が全く知らない人がたくさんいた」などと振り返った。
これに対し“これから”の世代からは「ハワイで挙げたい。身内を呼んでこぢんまりと」という20代女性や、「路上とか開けたところで披露宴をやりたい」という20代男性の声が聞かれた。

石渡キャスター:
バブルの後の結婚式を見ると、1990年代はバブルが崩壊して費用を抑えシンプルにということで「地味婚」に。
続いて2000年代に入ると、大切な人とのつながりでアットホームな結婚式、「絆婚」が増えていったということです。

遠藤玲子キャスター:
昔は家族と家族のための結婚式だったのが、だんだん新郎新婦のためだけになってきていて、なるべく縮小していく。ただ、自分が親になると息子の結婚式は出たいな、と。親の気持ちもまた違ってきますよね。
三宅キャスター:
それが親孝行なのよ。そういうのをやるということが。
「結婚式」は“自由なスタイル”へ
石渡キャスター:
では、これからの結婚式はどうなるのでしょうか。

ゼクシィブランドプロデューサーの森奈織子さんは「これまでの形にとらわれず、ふたりらしい“自由なスタイル”へ変化してきている」ということで、家族での食事会や写真撮影だけというスタイルもあるそうです。私の同期の室岡くんは毎週、結婚式に…。

室岡キャスター:
毎週ではないです。9月から10月までに3組の結婚式に行ったという。幸せな気分になりますよね。通常の形もありますし、外で「結婚祭」、祭りのような、みんなで盛り上がりましょう、という結婚式もありました。
石渡キャスター:
既存の形にとらわれないお祝いの形が増えてきそうです。今日の「知っトク」でした。
(「イット!」10月12日放送より)

