九州新幹線が10月13日、始発から全線で運転を見合わせている。前日夜に熊本市内の車両基地でパンタグラフの部品がなくなっているのが発覚し、JR九州が架線への影響を調べるため点検を実施しているためだ。鹿児島中央駅では、運転見合わせを知らずに訪れた利用客が動揺する場面も見られた。
パンタグラフの部品がなくなっていた
JR九州によると、12日午後10時すぎ、熊本市内にある九州新幹線の車両基地で、運転を終えた車両のパンタグラフの部品がなくなっていることが発覚した。

この部品は、架線が傷つかないよう保護する役割を持つものだ。部品がない状態で走行していた場合、架線に何らかの損傷が生じている可能性があるため、JR九州は安全確認を優先し、13日の始発から全線での運転見合わせを決定した。

「どうしよう」 鹿児島中央駅で戸惑う声
鹿児島中央駅には、運転見合わせを知らずに訪れた利用客の姿があった。
兵庫へ帰宅しようとしていた人は「どうしよう。すみません動揺していて、どうしたらいいのか分からないです」と困惑した様子で話した。
仕事で福岡へ向かう予定だった人は「レンタカーを借りて博多駅まで向かおうかな。昼までに着きたいが今から行っても無理なので、なるべく早く着くように行きたい」と、代替手段を模索していた。
運転再開は区間ごとに 臨時便も運航
点検には時間を要しており、JR九州は区間ごとに運転再開の見通しを示している。熊本から博多間は午後4時ごろ、鹿児島中央から熊本間は午後6時ごろの再開を見込んでいる。

新幹線の運転見合わせを受け、日本エアコミューターは鹿児島空港と福岡空港を結ぶ臨時便を午前と午後に各1往復ずつ運航する。新幹線の代替手段として、航空機の利用も選択肢となっている。
引き続き最新情報の確認が求められる状況だ。

