栃木・大田原市にある寺の防犯カメラが捉えたさい銭泥棒の一部始終には、まだ辺りが暗い中、フードをかぶった人物が、さい銭箱の中に棒のようなものを差し込んでいる様子が映っています。
しばらくすると、それを引き抜き、先端から何かをつまんで懐に入れました。
被害に遭ったのは、西暦860年に建立されたという古刹、光丸山法輪寺です。
住職によりますと、9月から3度も侵入され、そのうち9月20日と10月5日にさい銭を盗み取られたといいます。
光丸山 法輪寺住職・若水厚淳さん:
(Q.3回同じ人物か?)もちろん同じ人物でした。
9月20日の映像を見てみると、先ほどのさい銭泥棒と似たような服装の人物が、さい銭箱に覆いかぶさり中をのぞいています。
その後、上体を起こしながら棒のようなものを引き抜きました。
よく見るとこの時、お札のようなものをつかみ取っているのが分かります。
光丸山 法輪寺住職・若水厚淳さん:
本当にバチ当たりです。堂々と仏の前でこんなことをするというのは本当に許されない。因果応報であってほしいですね。
住職は8日、最寄りの警察署に相談する考えを明かしました。
罰当たりな行為は、神奈川・横浜市の神社でも確認されています。
横浜市金沢区ある富岡八幡宮で5日、何者かが石造りのこま犬2体をハンマーでたたき、数えきれないほどの傷をつけたのです。
富岡八幡宮・権禰宜 坂路禎己さん:
「鳥居のこま犬をハンマーでたたいている人がいる」という通報を受け、私が駆けつけたんですけど逃げられた後でした。
被害前に撮影されたこま犬の画像を見ると、表面はこけむして、うっすら緑色です。
しかし損壊後のこま犬は、ハンマーで砕かれた石の部分がむき出しとなり、白くなっているのが分かります。
特に被害が大きいほうの1体は眉や口元、さらに背中の複数箇所が破壊されていました。
富岡八幡宮・権禰宜 坂路禎己さん:
(犯人は)年齢は60代以上。紺色のパーカーのようなものを着て、自転車で走って逃げたということ。男性になります。
被害に遭ったこま犬の台座には、今から191年前「天保6年」の文字が刻まれています。
200年近くもこの神社のシンボルであり続けてきたこま犬の破壊行為に、付近の住民からは「がっかりですよね。せっかくみなさんが大事にしていて、かわいがってくれている。罰当たりですよね」と憤りの声が上がっています。
神社の関係者は、被害について警察に相談しているということです。
