2026年のノーベル化学賞に、東京理科大学名誉教授の硤合憲三さん(76)が選ばれ、喜びの会見が開かれました。
東京理科大学・硤合憲三名誉教授:
もちろん大変うれしいわけですが、とりわけフランスの著名なアンリ・カガン先生と一緒に受賞できるということで、非常に喜んでおります。
硤合さんは東京大学で博士号を取得した後、東京理科大学の教授などを経て、現在は名誉教授です。
今回のノーベル化学賞ではフランスのパリ・サクレー大学名誉教授、アンリ・カガンさんとの共同受賞が決まりました。
硤合さんは有機化学が専門で、化学反応によって生まれた物質が同じ性質の物質を増やしていく「不斉自己触媒反応」を世界で初めて発見しました。
東京理科大学・硤合憲三名誉教授:
不斉自己触媒反応は、自分で自分を作る触媒を見つける。山があるわけではない、あるかないかもわからない。暗いところを頭にヘッドライトを付けてずっとたどっている研究。自分で言ったらちょっとおこがましいですが、受賞できても文句は言われないだろうとは。
東京理科大学には深夜にもかかわらず多くの学生が訪れ、「同じ大学からノーベル賞が出て、こちらも誇りに思うというかうれしい」と、硤合さんを祝福する声が聞かれました。
日本人のノーベル化学賞受賞は、2025年の京都大学・北川進さんに続き、2年連続です。
