渡邉拓県議会議員の県職員に対するパワハラ疑惑を受けて、県議会に議員辞職を勧告する権限がある政治倫理審査会が設置されることになりました。政治倫理審査会が設置されるのは、宮城県政史上、初めてです。
10月5日午後、自民党・県民会議の横山隆光会長は、佐々木幸士議長に渡邉拓県議のパワハラ疑惑を調査する、政治倫理審査会の設置を求める署名を提出しました。
渡邉拓県議をめぐっては県の調査で職員に対し、2023年から今年にかけて、「最悪の人間だ」と発言するなど、パワハラの疑いがある言動が明らかになり、9月、所属していた会派、自民党・県民会議を離脱しています。
自民会派は政治倫理審査会の設置に向け、他の会派に働きかけを続けてきましたが、このほど、条例が定める設置要件の議員定数の2分の1以上かつ、2会派以上からの署名が集まったということです。
これを受け、5日付で宮城県政史上初めてとなる、政治倫理審査会の設置が決まりました。
県議会 佐々木幸士議長
「特定の会派や立場を超えて、議会全体の責任として真摯に向き合うべきものと考えている」
疑惑の当事者である渡邉県議は、審査会に対応する過程で信頼回復に努めたいとした一方、次のように話しました。
渡邉拓県議
「自らとれる責任は相応に果たしてきたのではないかというところもあり、率直に言うと、このうえ審査会が本当に必要なのかという気持ちがないわけではない」
政治倫理審査会は議員辞職が相当とする結論を議会に報告する権限があり、委員の人選などが行われた後、速やかに初会合が開かれる予定です。
