気仙沼市議会では10月1日、議員の辞職に伴い、繰り上げ当選した熊谷雅裕氏に、当選証書が手渡されました。
この繰り上げ当選は、今年4月の選挙で当選した遠藤秀和氏が、「気仙沼市に居住実態がない」と判断され、当選無効になったことに伴うものです。
1日、気仙沼市役所で行われた当選証書の付与式。繰り上げ当選した熊谷雅裕氏に、市の選挙管理委員会から当選証書が手渡されました。熊谷氏は、気仙沼市出身の74歳で、2014年の選挙で初当選。3期連続で当選していたものの、前回の選挙では、「次点候補者」となっていました。
熊谷雅裕氏
「自分の思いはその都度意思表明をして、きちっと議員生活を送っていきたい」
9月24日。当選無効の判断を下された、遠藤秀和氏は、この日、議員を辞職しました。
遠藤秀和氏
「ゆうべは、あしたで最後かという気持ちにはなったが、きょうは最後の最後まで公務に務めたい」
遠藤氏が当選無効の判断を下された背景にあったのは、「居住の実態」です。
遠藤氏は、住民票は気仙沼市にありますが、重度の障がいがある次男の介護などで、登米市の妻の実家との2拠点生活をしていました。市選管は、こうした生活実態などを調査した結果、「市内に居住実態がない」として当選を無効と判断。遠藤氏は、県の選管に審査を申し立てましたが、棄却されました。
遠藤秀和氏
「基本、市民なので、この道また通ることもあると思う。立場変われど、このままのスタイルでいきたい」
最後の議会では『障がい者やその家族を支える地域生活支援の充実』などについて、質問をしました。
遠藤秀和氏
「残念な気持ちが半分、これからもっともっとやりたいこともあったが、それを途中でという部分で残念な気持ちはあります」
繰り上げ当選した熊谷雅裕氏は、次回の市議会の臨時議会で初登庁となります。
