長野県内で相次ぐ、神社の屋根の銅板被害について。下條村の神社でも、9月12日に手水舎の屋根の銅板がはがされているのが見つかった。盗難被害に遭ったとして、関係者が警察に被害届を出した。
6×4mの銅板はがされ「罰当たりめ」
下條村陽皐にある入登山(にゅうとうざん)神社。
山の神と言われる大山祀命が祭られている。
標高777メートルにあることから、交通安全や入学祈願、必勝祈願で参拝する人も多いという。
9月21日、神社を訪れてみると、参拝客が手を洗う手水舎の屋根がブルーシートで覆われていた。
入登山神社・熊谷賢二総代長:
「銅板は、こちら側と向こう側、(横)6メートルと(縦)4メートルくらいですかね。盗難にあったと」
表面を覆っていた銅板が、きれいにはがされていた。
9月12日に参拝客が気付いて、警察に通報し、発覚。
入登山神社・熊谷賢二総代長:
「突然のことで青天の霹靂というか、『えっ』という感じでしたね。何とも言えないですね。『罰当たりめ』と。悲しい、悔しいです」
被害を受けて、9月16日に警察に現場を確認してもらい、すでに被害届も出したという。
峰竜太さんが結婚式「彼も悔しい…」
入登山神社は、村出身のタレント・峰竜太さんが、妻の海老名美どりさんと結婚式を挙げた場所としても知られている。
高校時代から峰さんを知る熊谷総代長は―。
入登山神社・熊谷賢二総代長:
「彼も悲しい、悔しいと思ってはいると思います」
被害相次ぐ 秋祭り”中止”の神社も
県内では、8月から神社の屋根の銅板がはがされる被害が相次ぎ、下伊那地域では阿南町と大鹿村で被害が確認されている。
阿南町の山あいにある鴨目上栗八幡社では、9月16日、拝殿の屋根を覆っていた銅板がはがされているのが見つかった。
神社は普段無人で、防犯カメラも設置されていない。
総代長が8月23日に訪れた際は無事だったため、銅板はその後、持ち去られたとみられ、警察に盗難事件として被害届を出したという。
9月20日に予定されていた秋の例祭は、被害を受け中止となり、修復のめども立っていない。
鴨目上栗八幡社・佐々木広賢総代長:
「27戸、年寄りばかりの集落で、先立つものをどうやって捻出するか、どんな形に修復するか、まだ…。とんだ罰当たりなことをしたもんだって、憤慨してますよ」
防カメを設置しようとした矢先…被害
大鹿村の信濃宮神社でも、屋根の表面を覆う銅板が部分的にはがされた。
管理する住民によると、9月3日に訪れた時は無事だったが、12日に訪れると銅板がはがされていることに気付いたという。盗難事件とみて、警察にも通報した。
相次ぐ被害を受け、防犯対策を検討していたが―。
信濃宮神社 副総代・丸山稔さん:
「(銅板盗難のニュースを見て)防犯カメラの設置をと言っていた矢先にやられてしまった。特殊なつくりの本殿なので非常に高い修理代になるんじゃないかと心配」
今後、屋根の復旧を目指すとしているが、今のところ具体的な方針は決まっていないという。

