台風30号は、東シナ海で温帯低気圧に変わりましたが、本州付近を東へ進んでおり、26日は湿った空気の影響で、所々で急な雨や雷雨となるおそれがあります。ただ、この低気圧がもたらすのは雨だけではありません。通過後は今シーズン一番ともいえる寒気が流れ込み、季節が一歩先へ進みそうです。
元台風の通過で「秋」から「初冬」の空気へ
元台風30号は次第に日本の東へ離れていきますが、寒気を引きずり下ろし、本州は広く冷たい空気に覆われそうです。
特に28日にかけては全国的に気温が下がります。
北海道では平地でも雪が降るかもしれません。
また、西日本でもこれまで続いていた夏日から一転し、日本海側では20度前後まで気温が下がる所もありそうです。
上空には季節を先取りした冷たい空気が流れ込み、朝晩は空気の冷たさを実感するようになるでしょう。

今回の寒気南下に伴い、等圧線の間隔も狭くなるため、各地で北寄りの風が強まる見込みです。
この時期に吹く冷たく強い北風は「木枯らし」と呼ばれます。木々の葉を揺らしながら街を吹き抜け、秋の終わりと冬の始まりを知らせる風です。
今年は10月になっても各地で夏日の記録が相次ぎましたが、その暖かさを吹き飛ばすように、空気は一変しそうです。
窓を開けるとひんやりとした風が入り、朝の服装選びに迷う季節から、上着が欠かせない季節へ。木枯らしが吹けば、本格的な冬への入り口を感じることになりそうです。
お出かけの際は、薄手の上着や羽織るものを一枚用意しておくと安心でしょう。
新たな台風31号 日本への影響は
一方、24日午前3時に発生した台風31号は、日本の南の海上を西寄りに進んでいます。

今後は父島の南に進む見込みですが、その後の進路にはまだ予報の幅があります。
現時点で本州への直接的な影響ははっきりしていないものの、動きが急変する可能性もあります。
今後の台風情報に注意し、最新の予報を確認するようにしてください。
【執筆:フジテレビ気象センター・気象予報士 岡部茉莉】

