16日朝の東京・調布署。
その男は、カメラに気がつくと顔を下に向け、うつむきました。
窃盗の疑いで逮捕された、無職の田中公文容疑者(53)です。
盗んだのは、玄関前などに配達されるいわゆる“置き配”で届いた荷物でした。
事件があったのは2025年3月。
東京・狛江市に住む男性から、「防犯カメラに荷物が盗まれるところが映っていた」と110番通報が寄せられます。
警視庁によりますと、田中容疑者は現場付近を自転車に乗って徘徊し物色。
男性の住宅前に届いていた“置き配”の紙袋を発見するとリュックに入れ、その場をあとにしたのです。
中身はTシャツなどの衣類3点、5700円相当が入っていたといいます。
調べに対し、田中容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認。
周辺では同様の被害があり、警視庁は余罪があるとみて調べています。