秋田県内各地で田植えが進められています。由利本荘市の田んぼでは4月の天候不順で遅れたものの、新品種あきたこまちRなどの苗が植えられました。実りの秋に向け農作業がピークです。
由利本荘市の農家・渡辺俊明さんの約18ヘクタールの水田では、新品種のあきたこまちRやひとめぼれなどの主食用米が栽培されています。
このうち、あきたこまちRは、あきたこまちを改良して土の中からカドミウムを吸収しにくくした品種で、県が切り替えを呼びかけています。
4月中旬に種がまかれましたが、気温が低い日が続いたため苗が成長せず、田植えの取りかかりが遅れたものの作業は順調に進み、14日に最終日を迎えました。
農家・渡辺俊明さん:
「例年より発芽が遅くて発芽ぞろいが良くなくて、それからも生育が思うように進まなかった」
植えた後の苗の根付きは良いとは言えませんが、今後の天候に期待し、水の管理を徹底しながら稲の生育を見守ります。
農家・渡辺俊明さん:
「ことしも悪天候の中ここまで作業を進めてきた。より安全でよりおいしいコメを届けられるように、コメ不足と言われているが、私たちが頑張るので待っていてもらえればありがたい」
収穫は9月上旬の予定です。