5月14日から「ギャンブル等依存症問題啓発週間」が始まり、当事者の家族でつくる団体が長野駅前で街頭啓発しました。最近は「オンラインカジノ」をきっかけに依存症に陥るケースが増えていて、注意が必要です。
呼びかけ:
「ギャンブル等依存症の啓発週間となっておりまして」
14日から始まった全国一斉の「ギャンブル等依存症問題啓発週間」。
長野駅前では14日朝、依存症当事者の家族でつくる団体がリーフレットなどを配り、予防や、依存症への正しい理解を呼びかけました。
近年、依存症に陥るきっかけとして増えているのが「オンラインカジノ」です。
「オンラインカジノ」での賭博は違法行為ですが、スマートフォンなどで簡単に操作ができる上、賭ける金額も大きくなりがちで、従来のギャンブルより依存が進むスピードが速いとされています。
支援団体が行った調査では、支援を受けるオンラインカジノ経験者93人のうち、始めてから1週間以内に借金をした人が30.1%にのぼりました。
依存症から抜け出すには周囲の支援も重要で、悩んでいる人がいたら、医療機関や支援団体に相談してほしいとしています。
「ギャンブル依存症家族の会 長野」代表:
「依存症になった方の話を聞いていると『気付いた時にはやってしまった』『やらないでおこう』と思っても、やってしまった後に気付くという症状。そういう症状が出た時に、ギャンブル依存症かもしれないと周りが気付き、早期に治療につなげていただけるように…」