兵庫県の第三者委員会は斎藤知事を告発した元幹部の私的な情報は”県職員が漏洩した可能性が高い”と指摘しました。

SNS上では情報が拡散されたままで斎藤知事はその対応について「担当課が検討する」と述べました。

■調査結果について「重く受け止める」と斎藤知事

【兵庫県・斎藤元彦知事】「地方公務員法に基づく情報を保有しておくのが大事ななかで(県職員が漏洩した)可能性高いと出たところは大変残念」

13日公表された調査結果について「重く受け止める」とした斎藤知事。

斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の公用パソコンにあった私的情報をNHK党の立花孝志党首などがSNSなどで発信し第三者委員会が情報漏えいの恐れがあるとして調査を行っていました。

調査結果では漏洩した人物は特定できなかったものの、「県職員の可能性が極めて高い」と指摘。

県は地方公務員法違反の疑いで刑事告発しました。


■斎藤知事「法的ハードルが高い。どういうことができるかは引き続き検討」

これに対し、立花党首は13日情報提供は「現役の県職員からだった」と明らかにしました。

【NHK党立花孝志党首】「守秘義務違反をおかしてでも国民の知る権利にこたえるのが公務員としての役割」

また、斎藤知事はこれまでSNS上に投稿された私的情報について「県の情報か確認する」として削除要請は行っていませんでした。

14日も「削除する」とは明言せずそのうえで…

【兵庫県・斎藤元彦知事】「削除要請は法的な観点からもハードルも一定ある。引き続き担当課として対応を検討している」(Q(告発者の)人権侵害の回復はされない?)削除要請という指摘、きのうもありましたが、法的ハードルが高い。どういうことができるかは引き続き検討していく」

斎藤知事は県として再調査は行わず「漏洩した人物の特定などは捜査機関にゆだねる」としました。

関西テレビ
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