14日、2025年最多となる全国500地点で夏日を観測。
早すぎる夏の気温に、早くもバテ気味の列島を緊急取材しました。

京都市では、2日連続の夏日となる最高気温28.6度を観測。
朝から強い日差しが降り注いでいて、帽子や日傘で対策をする人の姿が見られました。

観光名所の四条大橋は、日差しを避けるものがありません。
手で日光を遮る人や、日傘をさす人が多く目につきました。

一方、日陰では観光客がひと息。
日差しをガードしているベビーカーでは、気持ちよさそうに男の子が昼寝する様子が見られました。

夏の甲子園でおなじみ、地元ゆかりの作曲家・古関裕而のメロディーが響く福島市。
小学生による鼓笛パレードが行われました。

午前9時前から始まったパレードには、市内42校から約2900人の児童が参加。
軽快なリズムやメロディーを奏でる子どもたちの姿を見ようと、沿道には大勢の人が集まりました。

午前9時の福島市は長袖1枚でも少し汗ばむほどの暑さで、最高気温は27.3度と6月下旬並みの暑さになりました。

一方、福井市では最高気温28.5度まで気温が上昇。
市内の小学生たちが体験していたのは、旬の味覚・わかめ干しです。

とれたてのワカメを1枚1枚、丁寧に干し網の上に広げていきます。

夏の日差しを浴びてうまみが増す、干しわかめ。
子どもたちは黙々と取り組んでいました。

新潟・胎内市の施設では、アルパカがリラックスした表情。
夏を前に毛刈りが行われました。

1時間ほどかけて毛刈りを終えると、見た目もすっきりとした姿に。

樽ケ橋遊園・加藤誠園長:
(アルパカは)熱中症になりやすい1番の動物なので、動物の体調管理をしながら今年の夏を乗り切りたい。

2日連続で夏日となった東京都心。

昼前の池袋駅前の空模様は、カラッとしない曇り空。
この先更に湿度が上がり、蒸し暑さが増しそうです。

14日、最高気温26.2度の夏日となった千葉・船橋市。
早くも到来した夏のような暑さの中、始まっていたのが過酷な屋根リフォームの現場です。

どれほど暑いのか、屋根をサーモカメラで見てみると、屋根一面が真っ赤になっていました。

赤く表示されている屋根の部分は約45度。
この季節に真夏以上の暑さの中で作業を行っています。

ヤネカベ現場革命チーム・肥田恵介主任:
まだ5月でこんな感じで、どんどん暑くなってくると思うと、この先がかなり大変だなと。真夏の屋根は表面温度が70度近いとかあるので。

そのため、作業に欠かせないのが熱中症対策です。
改めてサーモカメラを見ると、真っ赤な屋根の上は約45度。
一方、作業する人たちは青く、24度ほどの表示です。

作業員は、空調ベストに黒のタイツや長袖などで肌の露出を最大限カット。
極め付きは麦わら帽子のつばがついた安全ヘルメットで、万全の熱中症対策がとられていました。

ヤネカベ現場革命チーム・肥田恵介主任:
これも最近結構売り出している麦わら帽子のつばの部分ですね。これ付けるだけで日差しがかかってこない。見た目的にはやっぱりアレですけど、そういう見た目よりも安全を確保した方がいい。

加えて、冷やしたスポーツドリンクや塩分タブレットなど、徹底した熱中症対策がとられています。

この夏も災害級の暑さが予想されますが、更に、こんな熱中症対策も検討されていました。

ヤネカベ現場革命チーム・肥田主任:
今年から取り入れようと思っているのは、足場の上にもう一個柱を立てて、この上にほろみたいな感じで。よく(家庭の)1階とかで日よけの。ああいった感じの物を上に屋根として作り、日差しから自分たちを守る。

屋根の上に新たに屋根を設置し、日差しを遮る作戦を検討中だというのです。
期待される効果について、肥田さんは「一番暑い時と比べて30度くらい変わる。作業している者からしたらかなり助かる」と話しました。

汗がにじむ夏の現場は、室内でも起きています。

部屋の気温は27.4度。
蒸し暑い中で行われていたのは、エアコンの掃除です。

水洗いすると出てくるのは、カビやほこりで黒くなった液体です。

おそうじ革命 東京本店・三浦康佑店長:
内部にカビやほこりなどがたまっている状態でエアコンを起動させると、そのカビやほこりがエアコンを冷やす空気にのって部屋中に流れてしまう。健康被害もある。

夏日予想が続く今週に入り、エアコン掃除の依頼件数は増加中。
高圧洗浄した部分としてない部分を比べてみると、いかに汚れがたまっていたのかが分かります。

おそうじ革命 東京本店・三浦康佑店長:
今の時期が(洗浄に)一番おすすめですね。忙しい時期だと1カ月待ちとかになる。

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