コメの価格高騰を受け、酒造りに必要な原料米の確保を求め、三重県の酒造組合が4月30日、知事に要望書を提出しました。

 三重県内33の酒蔵でつくる酒造組合は30日午後、県庁を訪れて一見知事に要望書を提出しました。

三重県酒造組合の清水慎一郎会長:
「酒造用原料米が手に入らないということになれば、酒をつくることができません。ぜひご支援いただきたい」

 組合側は、コメの価格高騰で農家が主食米への転作を進める傾向にあるとして、日本酒の原料である酒米を安定的に確保できるよう、地方交付金を活用するなどの支援策を求めました。

 また、他県では酒米の確保に向けて、県が農家と交渉するなど独自の対応が取られているとしていて、一見知事は「まずは農家に聞き取るなどして、確保に向けた対策を進めていく」と応じました。

東海テレビ
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