大阪・関西万博18日目の30日、これまでオープンしていなかったパビリオンのうちの1つ、ベトナム館がようやくオープン。
来場者の中には、走って駆けつける人の姿も見られました。
内装工事の遅れなどで開幕から2週間以上遅れてのオープンとなったベトナム館。
館内では、1000年以上の歴史があるとされる水上人形劇が1日に複数回上演される他、色鮮やかな民族衣装・工芸品などベトナムの文化に触れることができます。
来場者は「ずーっとここの前通って、今日もだめだね、今日もだめだねって言って、やっと今日でした」「素晴らしかったです、特に演奏の時の楽器。初めて見たやつが2、3、4つあって、本当に来て良かったなって」と話しました。
ベトナム館の担当者は30日のオープンには特別な意味があると話します。
ベトナム館担当者:
ベトナム戦争の終結から50年を迎えたきょうという日の公開に意味がある。多くの人にベトナムのことを知ってほしい。
ベトナム館がオープンしたことで、パビリオンがオープンしていない国はインド、ブルネイ、ネパールの3カ国となりました。
28日の段階で壁の外に配線がむき出しになっていたネパール館は、2025年1月から工事が止まったまま。
工事費用の一部が本国側から建設会社に支払われていないということです。
また、オープンの遅れにより、“万博のサグラダ・ファミリア”として話題となっているのがインド館。
博覧会協会によると、インド館は使用許可の交付に向けた調整が最終段階にあるとしています。
同じくブルネイ館も最終調整段階にあると説明しています。