天守閣があったのか、なかったのか、そんな福岡城の謎の解明につながるのでしょうか?
4月30日から現地で本格的な調査が始まりました。
◆記者リポート
「福岡市の中心部にある福岡城の天守台です。こちらで初の学術調査が始まりました」
文化庁の許可を得て福岡市が調査を始めたのは、国の史跡にも指定されている福岡城の天守台です。
30日は、現地の平面図を作成するため、ドローンを使った測量調査を行いました。
今後は6月にも発掘調査が実施される予定で、半年ほど天守台への立ち入りは制限されます。
江戸時代に築城された福岡城は、現在、石垣が積み上げられた天守台だけが残っていますが、その上に天守閣の建物があったのかが長年の謎となっています。
そんな中、去年12月に天守閣の存在をうかがわせる書状が見つかり、議論が盛り上がりを見せています。
◆福岡市 史跡整備活用課 中村啓太郎課長
「建物があったとすれば、壁の一部とかそういったものが出てくるかもしれない」
福岡城、最大の謎の解明となるのか。
今年度中に調査は終了する予定です。
※CGは「福岡城CG復元図(佐藤正彦氏監修)」