大阪メトロは、4月28日夕方、舞洲の万博パークアンドライド駐車場のバス待機場で、自動運転も可能なシャトルバスを手動で回送運転していたところ、コンクリートの壁に接触する事故が発生したと発表した。
運転士が1人乗っていたが、けがはなかった。

大阪メトロによると、事故を起こしたのは、万博会場と舞洲の「パークアンドライド」駐車場のバス乗り場の間で運行している、自動運転も可能なシャトルバスだ。
バスは28日午後4時31分、乗客の輸送を終え、運転手が手動運転で待機場に戻って停車させ、運転席から離れたところ動き出し、時速7キロほどの速さで、およそ10メートル先の高さ50センチのコンクリートの壁に接触したということだ。
運転士にけがはなかった。
また大阪メトロによると、運転手がバスを停車させた際、運転モードは手動モードだったということだが、パーキングブレーキがきちんとかかった状態だったか分かっていない。
バスが停まっていた場所には勾配があったという。
大阪メトロは同型の自動運転バス5台について、29日から運行を取り止めているが、手動運転のバスが50~60台あり、輸送への影響はないとしている。
大阪メトロは警察などにも事故を報告していて、詳しい原因を調べている。
(関西テレビ 2025年4月29日)