大阪・関西万博で、ともに「砂」を展示する、中東の国・ヨルダンと鳥取県。
「砂」つながりで「サンドアライアンス=砂同盟」を結成したのですが、この同盟のきっかけは、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した、予備校で地理の専門講師を務める村瀬哲史先生の発言だったことがわかりました!
■熱く語った「ヨルダンの砂の魅力」鳥取砂丘の砂との比較も提案
今月14日の放送で、村瀬先生はヨルダンの砂の魅力を熱く語っていました。
【村瀬哲史先生】「みなさん、砂漠の砂の色って何色のイメージですか?黄色とか茶色っぽいでしょ?これ、ヨルダンの砂って、砂漠の砂は赤色なんですね。
それで、赤い色の砂っていうのを『1回見たいな、触りたいな』って思っていたら、今回この万博にヨルダンからその砂が22トン、船でやって来てくれてるんですよ!
ヨルダンのパビリオンの中に敷き詰められていて、砂漠の砂、赤い砂っていうのをね、体験できるってとこがあるんですね!世界遺産にも登録されてるんです!
砂漠にきれいな砂があるでしょう?放っておけない産業があったんですよね!それが映画産業!
古くは『アラビアのロレンス』だったりとか、『スターウォーズ』ここで撮ったそうなんですよ!」
この時同時に提案したのが、関西パビリオンにある鳥取県のゾーンで展示されている鳥取砂丘の砂との比較でした。
【村瀬先生】「日本にも砂といえば、鳥取砂丘があるやないですか!パビリオン(関西パビリオン)には、鳥取砂丘の砂もありますんで、比べてみるのもええんちゃいますか!」
■ヨルダン×鳥取県「砂同盟」結成
そして23日に、鳥取県とヨルダンは「砂を通じて連携しキャンペーンなどを行っていこう」と、「サンド・アライアンス=砂同盟」を結成したのです。
【鳥取県・平井伸治知事(23日)】「砂で交流をしていく、そんな1日が始まった感じがします。相手がヨルダンですから、歩みヨルダン」
■村瀬先生の発言がつないだ?直撃すると…
この同盟について村瀬先生の一言が両国の砂をつないだのではないかということで、番組スタッフが、双方に「番組を見ていたか」直撃取材しました。
まずはヨルダン側です。
【ヨルダン館・ハッダード政府代表代行】「見ました。素晴らしいと思いました」
続いて、鳥取県側ですが、こちらも…
【関西パビリオン 鳥取ブース広報担当者】「見ました」
さらに鳥取ブースの広報担当者によると、実は開幕以降、展示が『砂かぶり』しているというのがSNSで話題になっていたそうなんです。
そんなときに、『とれたてっ』の村瀬さんがいい発言をしてくれた、ということで、村瀬先生の発言をまとめたネットニュースのURLがチーム内で飛び交って大騒ぎになったといいます。
そして「今すぐヨルダン館に連絡だ!」ということになり、その1週間後には同盟を結成するに至ったということでした。
■村瀬先生「お世辞でも舞い上がるような気分」
こうした経緯にヨルダンのハッダード政府代表代行から村瀬先生にメッセージが寄せられました。
【ヨルダン館・ハッダード政府代表代行】「ぜひヨルダン館にもいらしてください。そしてまた、ヨルダンにいらしてください。村瀬さん、本当に会いたいよ!本当に来てね~!お待ちしております!」
鳥取県側からも「来てください」という声が届いているという村瀬先生は…
【村瀬哲史先生】「うれしいですねえ!全然、影響力なんてないと思ってたんですけど、ちょっとした一言でこういう話になってくれるなんて、何かお世辞でも舞い上がるような気分になりますね!」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年4月29日放送)