岩手県盛岡市は盛岡駅西口付近にIT・医療技術関連企業の拠点となる複合施設を整備する構想を明らかにしました。
地域経済の活性化につなげたいとしています。
盛岡市によりますとIT・医療技術関連企業の拠点となる複合施設の整備が検討されている用地は盛岡駅西口にある約4500平方メートルの敷地です。
このうち約2400平方メートルは市が、約2100平方メートルはJR東日本が所有していて、現在(2025年4月時点)はコインパーキングとして使われています。
市は2025年度内に基本構想の策定を目指すことにしていますが施設の建設時期は現在未定となっています。
施設の整備と運営は民間の主導を見込み、入居する企業の波及効果によって地元企業にデジタルソリューションの導入が促されるといった労働生産性の向上にも期待が持たれています。
これについて内舘茂市長は4月28日の会見で次のように述べました。
盛岡市 内舘茂市長
「今は話し合いのスタートラインに立ったところ。目的は盛岡の経済をなんとしてでも良くしていきたい」
市はこの施設の整備を進めることで大学の理工学部で学んだ若者の雇用の受け皿としても期待したいとしています。