2025年で終戦から80年です。岩手県北上市では4月30日、戦没者の追悼式が行われ遺族らが祈りをささげました。
30日の追悼式には、北上市と西和賀町の遺族など約200人が参列し、黙とうを捧げました。
北上市遺族会 高橋成治会長
「戦争は実に悲惨で残酷なものであります。私たちが身をもって体験した悲しみや苦しみは、誰にも味わわせてはなりません」
遺族会によりますと、北上市と西和賀町ではあわせて2400人余りが戦争で命を落としたということです。
遺族
「ニューギニアで父が戦死。戦争を起こしてはならないということを後世に伝えたいと思う」
参列した中学生
「戦争を経験していないから知らないこともたくさんあるけど、次の世代にどんどん広めたいと思う」
会場には戦地から届いた手紙や写真なども展示され、訪れた人たちは、改めて平和の尊さを胸に刻んでいる様子でした。