4月28日現在、パ・リーグの首位を走るオリックス・バファローズ。
好調の要因は、打撃3部門のトップを独占している強力な打線です。
野手キャプテン・頓宮裕真選手は、ホームラン数はリーグトップタイの5本。自らのバットでチームを盛り上げる右の主砲です。
不振に終わった去年のシーズンから野球に取り組む姿勢を見直し、チームを引っ張っています。
■「体を整えてからバットを持つ」
全体練習が始まる1時間前。
活躍の理由が垣間見える、頓宮選手のある姿がありました。
今年から始めた体幹トレーニングやコンディショニング。
自分の体と向き合う時間を作っています。
【オリックス 頓宮裕真選手】「去年とか(調子が)悪くなったら、いっぱいバット振って、いい感覚を早く取り戻そうとしてたんですけど、今はまず体の状態をいい方向に持っていけるように、体を整えてからバットを持つようにしているので、いい姿勢で打てているかなと思います」
■おととしの首位打者から一転昨シーズンは不振に
首位打者を獲得したおととしから一転。昨シーズンは、打撃不振に陥り打率は1割台と苦しみました。
【オリックス 頓宮裕真選手】「いやー。もう全部がダメでしたね。どうしてもやっぱり結果にこだわってしまって」
常に結果が求められるプロの世界で、「結果を残したい」という強い思いが、自分自身を苦しめていました。
■「全力疾走もろくにしてなかった」昨シーズン 野球への向き合い方を見直す
その経験が気づかせてくれた、野球への向き合い方です。
【オリックス 頓宮裕真選手】「昨年のシーズン終わって結果というよりも、自分の行動っていうのが、全力疾走もろくにしてなかったですし、そういうことから変えないと結果も変わらないかなと思ったので」
今シーズン就任した野手キャプテンには、自ら志願。自分を変えるため、泥臭く野球に打ち込みます。
【オリックス 頓宮裕真選手】「声とか、打ってからの全力疾走とか、打つ打たないよりもそういう姿が大事かなと思ったので、当たり前のことを当たり前にやれるように、今はやってます」
■「優勝しか狙っていない」
結果と姿勢でチームを引っ張る新キャプテンが
今シーズンの活躍を誓います。
【オリックス 頓宮裕真選手】「優勝しか狙っていないので、1試合1試合大事に、勝つことだけやっていきたいと思います」