ベトナムを訪問中の石破首相はチン首相と首脳会談を行い、安全保障分野での協力を確認したほか、アメリカのトランプ政権の関税措置の影響について議論しました。
外国要人としては初めてのベトナム共産党本部での夕食会など手厚い歓迎を受けた石破首相はトップ4とそれぞれ会談し、自由貿易体制の重要性を強調しました。
石破首相とチン首相との首脳会談では、中国の海洋進出を念頭に「法の支配」の重要性を確認したほか、外務・防衛当局間の次官級協議を新設し、安全保障分野での協力を強化することで一致しました。
また、アメリカの関税措置や中国の報復措置が世界経済に与える影響についても詳細に議論しました。
さらに石破首相は、クオン国家主席、マン国会議長とも相次いで会談し、多角的自由貿易体制の維持・強化の重要性を訴えました。
29日はフィリピンに移動し、マルコス大統領と首脳会談を行う予定です。