岐阜県関市のご当地映画「名もなき池」の企画会社に、市が補助金2000万円の返還を求めている問題で、会社側が一部返還する意向を伝えたことがわかりました。

 関市はご当地映画「名もなき池」の製作のため、兵庫県の企画会社「イロハ・スタンダード」に2000万円の補助金を交付しましたが「3月末までに複数の映画館で4週間以上上映する」などの条件が満たされていないとして、全額返還を求めています。

 会社側は返還に応じない姿勢を示していましたが、代理人弁護士によりますと「提出した会計報告に裏付けの取れない支出があった」などとして、一部返還する意向を4月25日までに書面で伝えたということです。

 金額については「2年分の領収書などを数カ月かけて精査する」としていて、「支払い方法や時期について市側と協議したい」としています。

東海テレビ
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