ベトナムを訪問している石破首相はチン首相と首脳会談を行い、アメリカのトランプ政権の関税措置の影響などについて詳細に議論しました。
石破首相の東南アジア重視の背景には、対中国を念頭にした安全保障分野などでの協力強化がありますが、今回、トランプ関税への対応が新たなテーマとして浮上しました。
石破首相:
世界経済をめぐる現下の情勢や、多角的自由貿易体制への影響についても、幅広い議論を行った。
石破首相とチン首相は、アメリカの関税措置や、それに対抗する中国の報復措置の世界経済への影響を踏まえ、経済分野の詳細な議論を行いましたが、議論の内容は明かされませんでした。
また、安全保障分野では、中国への対応を念頭に法の支配の重要性を確認し、安全保障分野での協力を深めることで一致しました。
石破首相は、クオン国家主席、マン国会議長とも相次いで会談し、トランプ政権の関税措置を念頭に多角的自由貿易体制の維持・強化の必要性を強調しました。