28日午後、農林水産省は全国のスーパーで販売された米5kgあたりの平均価格が、前の週より3円高い4220円だったと発表しました。
米の価格はこれまで16週連続で最高値を更新。
値上がり幅は縮小傾向なものの、高騰が止まりません。
政府は高騰する米の価格を安定させるため、3月から備蓄米を放出。
値上がりが続く米価格についてスーパーの買い物客に話を聞くと、「今大体4980円とか5000円が普通じゃないですか。やっぱり高いですよね、毎日食べるものだから。私は1人だけど上に娘一家が住んでて、5人だから 1週間で5kgなくなる。そういう人にとっては打撃だろうな」「国産は高すぎて5000円に近づいてるので、あまり買う気には…。子どもがかなり食べるのであまり買えない。アメリカ産や海外産の(コメが)結構出てきて、安いものも手に入るので、国産は買いづらいがブレンド米に手を出し始めている」「(Q.コメ5kgいくらだとうれしい?)2000円台がいいですね。前買ってた時そのくらいだったと思うので。日本人の主食だから、高いと家計に打撃があるのかなと」「高すぎですよね。5kg5000円くらい。食べ盛りの子ども2人いるので困ります」「買うのは控えちゃうのかなと思いますけど。今よりもう1、2割くらい下がってくれないと厳しいかなと」などの声が聞かれました。
取材したスーパーの28日の米の平均価格は、5kgで4550円。
スーパーの担当者も米の価格について、「大きな変化はないがまだ高い」と話しています。
今後、7月まで毎月行われる予定の備蓄米放出で米価格はいつ下がるのでしょうか。