海岸で保育士の女性の遺体が見つかった事件から約2週間。
この週末、事件が急展開しました。
逮捕されたのは14歳年下のキックボクサーの男。
2人の接点が浮かび上がってきました。
宮城・岩沼市の海岸で女性保育士の遺体が見つかった事件。
逮捕された男の事件当日の足取りが少しずつ明らかになってきました。
死体遺棄の疑いで27日に逮捕・送検された佐藤蓮真容疑者(21)。
保育士の行仕由佳さん(35)の遺体を岩沼市の海岸に遺棄した疑いが持たれています。
キックボクシングの選手だったという佐藤容疑者。
行仕さんとは知人関係だったということです。
行仕さんの遺体が見つかったのは4月13日の朝のことでした。
現場を目撃した人は、遺体の様子を「寝ているような感じで手はこういう形で、この辺がやっぱり血だらけ」と話しました。
死因は、刃物のようなもので胸などを複数箇所刺されたことによる失血死でした。
遺体が発見される前の日の午後7時ごろ、行仕さんと複数回電話をしていた佐藤容疑者。
さらにその後の捜査関係者への取材で、電話をしていた時間帯に行仕さんの自宅近くを車で訪れていたことが新たに分かりました。
また、現場となった海岸近くの防犯カメラには佐藤容疑者が1人で車を運転する姿が映っていたということです。
一方、行仕さんは佐藤容疑者と電話で会話したあと自宅から外出。
午後7時40分ごろに撮影された防犯カメラに姿が映っていることが確認されています。
行仕さんは、この時間から午後8時45分までの間に事件に巻き込まれたとみられています。
警察は、佐藤容疑者の認否を明らかにしていませんが、殺人の疑いも視野に事件の詳しい経緯を慎重に調べています。