ベトナムを訪問している石破首相は、アメリカのトランプ政権の関税措置などについて、日系企業と意見交換しました。
今回のベトナム訪問で石破首相は、現地に進出している日系企業からアメリカの関税措置の影響について直接話を聞き、関税対策に反映したい考えです。
石破首相が最初に訪れた首都ハノイのタンロン工業団地は、日系を中心に約100社の企業が集まっていて、キヤノンの工場を視察し、日系企業の担当者らと意見交換しました。
石破首相:
単に日本に対する関税措置を撤廃せよということだけではなくて、日本企業があちらこちら(の国)に出ているこのベトナムはどうなるのだということ、我々は考えなければならない。
石破首相はこの後、トー・ラム党書記長と会談し、両国の経済協力の重要性を改めて確認しました。
28日はチン首相と首脳会談を行う予定で、中国を念頭に置いた安全保障協力の強化を確認するほか、アメリカの関税措置への対応も話題になる見通しです。