北海道は4月25日、根室市桂木地区で回収されたゼニガタアザラシの2頭の死骸から遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。

 環境省によりますと、国内でアザラシ類から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは初めてだということです。

 アザラシ類への感染経路は不明で、今後専門家の意見を聞くなどして、対策をとる方針です。


 道は、アザラシの回収地点と同じ場所では、野鳥の感染が確認されていることから重点区域として監視を強化していて、今後も根室振興局を中心に監視を継続する方針です。

 高病原性鳥インフルエンザは通常、人には感染しないとされていますが、念のため野生動物との接触には注意を促していて、死亡または衰弱している野生動物を発見した場合は素手で触らず、触れた際は手洗いを徹底するよう呼びかけています。

北海道文化放送
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