現場に駆け付けた救助隊が目撃したのは、急斜面の岩肌に必死にしがみつく女性。
リュックにトレッキングポール…登山客のようです。
崖から落ちたのか、登ることも降りることもできずに救助を要請。
足元の段差は靴の幅ほどの狭さで、いつ落ちてもおかしくない極限状態で、約1時間もの間、重い荷物を背負ったまましがみついていたのです。
隊員が女性を抱きかかえると、安全な場所に運ぶさなかも、恐怖に耐え続けた女性が悲鳴を上げます。
一度地面に下ろすと、ぐったり。
必死に崖にしがみつき続け、疲れ果てていました。
女性は足にけがを負ったものの、休憩を挟むと救助隊と会話ができる状態にまで回復。
その後、ヘリで引き上げられて無事、救助されました。