IMF(国際通貨基金)は22日、アメリカのトランプ政権による関税政策などの影響で、世界各国の経済成長率が押し下げられるという見通しを示しました。
IMFが22日に公表した「世界の経済見通し」によりますと、2025年の世界全体の経済成長率は2.8%で、1月の予測から0.5ポイント下方修正されました。
翌2026年の成長率も3.0%にとどまっています。
トランプ政権が進める関税政策などで世界各国の経済成長率が軒並み押し下げられると見込んでいて、アメリカは0.9ポイント下がって1.8%、日本は0.5ポイント下がって0.6%などとなっています。
IMFは「政策の不確実性に伴い重大な転換点に直面している」と指摘しています。