韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の刑事裁判で、2回目の裁判が21日に開かれ、初めて法廷内の様子が公開されました。
尹被告は2024年12月の「非常戒厳」の宣言を巡り、内乱を首謀した罪に問われていて、14日の初公判では「国民に向けた平和的なメッセージとしての戒厳だった」と主張するなど、起訴内容を全面的に否認しています。
初公判では、報道機関からの申請が遅かったことを理由に法廷内の撮影が認められませんでしたが、21日の裁判では、上下紺色のスーツに赤いネクタイを締めて入廷する様子などが韓国国内で放送されました。
21日の裁判では、非常戒厳で国会に投入された軍の関係者2人に弁護側が反対尋問を行う予定です。
韓国の内乱罪では、首謀者は「死刑」か「無期懲役」などの重い刑罰が科されることになっています。