家庭用ロボット掃除機の先駆者「ルンバ」が、初めてモデルを全面刷新。
16日、新生ルンバのお披露目とともに、2024年に新たにアイロボット社のCEOに就任し、今回初来日となったゲイリー・コーエン氏が会見しました。
アイロボット ゲイリー・コーエンCEO:
約1年前、会社の一員になった際、業績向上と会社再建のために全力を尽くすことを約束した。日本は最も重要な市場のひとつだ。
中国製の安価なロボット掃除機の台頭などで、業績が低迷しているアイロボット。
再生を懸け、新たに6機種を18日から発売します。
今回、初めて全てのルンバがリニューアルされましたが、中には日本市場を意識したものもあるということです。
低価格帯モデルにも水拭き機能を搭載。
自動でカーペットをよけて水拭きするなど、コンパクトな間取りに対応したモデルや、機能を掃除機に特化し、その分、吸引力を強化したモデルも投入。
また、掃除ロボットで初めてごみ圧縮機能を搭載し、日々のごみ捨てを不要にしました。
実は、同社の調査によると、ロボット掃除機のメンテナンス頻度はアメリカよりも日本の方が低く、手入れが面倒だと感じる人が多いという結果が。
こうした日本でのニーズに応え、普及率を上げたい考えです。
アイロボットジャパン・挽野元代表執行役員社長:
ルンバを知っている人は多いが、使ったことがない人がまだまだいっぱいいるので、まだまだ伸びしろがたくさんある。世帯普及率10%超えたばかり。最終的には、クリーナーの5台に1台はルンバ、これを2030年までに達成するのが目標。
ルンバが日本でいかに支持を集めるか、業績回復の鍵になりそうです。