NATO(北大西洋条約機構)のルッテ事務総長がウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談しました。
ルッテ事務総長とゼレンスキー大統領は15日、ウクライナ南部の港湾都市オデーサで会談しウクライナとヨーロッパの安全保障について協議しました。
会談後の共同会見で、ゼレンスキー大統領は「プーチン大統領は35日間にわたりアメリカの完全停戦提案を無視し続けている」とロシアを非難しました。
ロシアのミサイル攻撃により、ウクライナの北東部スムイで民間人35人が死亡したことを念頭に「防空システムが切実に必要だ」と強調し、改めて支援を要請しました。
一方、ルッテ氏は、NATO加盟国は2025年に入りウクライナの安全保障支援に日本円で3兆2300億円あまりを割り当てたとした上で、支援の継続を約束しました。
これに先立ち、2人は戦闘で負傷した兵士の医療施設を慰問しました。