14日朝、東京・東村山署で前をじっと見つめながら歩く眼鏡をかけた男。
兼沢孝行容疑者(58)です。
13日、西友清瀬店で妻の益代さんを包丁で刺し現行犯逮捕されました。
事件発生から2日、新たに分かったのは兼沢容疑者の犯行直前の行動です。
警視庁によると、夫婦で入店したのは午前10時35分ごろ。
そのわずか3分後に、犯行に使用した刃渡り18cmの包丁を購入。
この包丁について、兼沢容疑者は「脅すつもりで買った包丁で突き立てた」と供述しています。
そして2分後、3階の女子トイレの中で益代さんの右脇腹など複数箇所を刺し、殺害したとみられています。
取り調べに対し「金銭トラブルがあって刺した」と話す兼沢容疑者。
兼沢夫婦の間にあった遺産を巡る金銭トラブル。
夫婦を知る近隣住民は「(益代さんが)『やっとお父さんが私にお金を預けるようになった』と。お父さんもすごく彼女(益代さん)のことをかわいがっていた。仕事を一生懸命してた人なので、多分かなり貯金があったと思う」と話しました。
現在、兼沢容疑者は黙秘しており警視庁は、詳しい動機を追及する方針です。