15日、千葉県の成田空港で見られたのが、強風の中、着陸態勢に入る航空機です。
風にあおられ、機体を上下に揺らしながら着陸。
ヒヤリとする瞬間の連続でした。
さらに、別の航空機は、一度滑走路でバウンドしながら着陸。
中には着陸をやり直す航空機も見られました。
午前11時45分ごろ、岡山市内ではひょうが確認されました。
車の屋根にたたきつける氷の粒。
雷も鳴り響き、車のフロント部分にひょうが積もりました。
動きの遅い寒冷渦の影響で、春の嵐となった列島。
東北から中国・四国と、広い範囲で大気の状態が不安定となりました。
岡山・倉敷市でも、直径2mmのあられが降りました。
雪のような氷の粒が降り注ぎ、冬に逆戻りしたのが鳥取・大山町です。
車のフロントガラスも真っ白になりました。
午前6時に2cmの積雪を観測するなど、冬に逆戻りしたかのような天気となりました。
観光客:
びっくりしました。神奈川だと結構、20度とかありますし。さっき雪が降ってきたんで大変びっくりしました。
局地的にひょうや雪をもたらした寒冷渦。
15日朝の通勤・通学の時間帯に春の嵐が直撃したのが、千葉県の房総半島です。
午前7時半の千葉・館山市では、JR館山駅前の大きなヤシの木も左右に揺れるほどの、横殴りの雨が。
駅に見送りに来た女性の傘も強い風にあおられ、悪戦苦闘する様子が見られました。
バス利用客:
(Q.この雨どう?)嫌ですよね、こんなに雨が降って、雷が鳴ってね。お友達がね、(私が)年寄りだから送ってくれるの。
入学したての高校1年生も、通学途中で足止めされていました。
高校1年生:
歩きですね学校まで。5分とか10分くらい。(Q.学校は何時までに行けばいい?)8時半です。あと10分くらいで来てくれないとヤバい。
神奈川・横浜市の桜木町駅前も、通勤・通学の時間帯にゲリラ雷雨に見舞われました。
滝のようなザーザー降りの雨で視界が白くかすむほどでしたが、その数分後には青空が広がるなど天気が一変。
東京都内は雨上がりの虹が出現しました。
まるで夏さながらのゲリラ雷雨を各地にもたらした寒冷渦。
16日以降は一転、天気が上昇し、夏の暑さが予想されます。
17日からは3日連続で夏日予想。
18日から19日は予想最高気温が27度と、夏のような暑さになりそうです。
まだ暑さに体が慣れていないため、今の時期はこまめに水分補給が必要です。