メルカリで約8万円の高級デニムを購入したら、届いたのはオレンジ味のグミだった。

そんな驚きの事態をSNSに投稿したのは1人の男子大学生。
事の発端は先週、以前から探していた商品をメルカリで見つけたことでした。

メルカリを利用した大学生:
デニムはもう20年くらい前のもので、なかなか今、手に入らなくて。あまり確認せず買ってしまって…。

出品されていたデニムは、フランスの高級ブランドが2007年に発売したもの。
相場より安い値がつけられていたといいます。

すぐに売れてしまうと思った大学生は飛びつくように購入したといいます。

ところが…。

メルカリを利用した大学生:
明らかにデニムの大きさではなかったので、ちょっとおかしいなと思いながら動画を撮影しながら。

届いた荷物を開封すると、入っていたのは高級デニムではなくオレンジ味のグミの袋。
全く心当たりのない品でした。

メルカリを利用した大学生は「さすがにグミが入ってるとは思わなかったので、かなりびっくりしました」と話します。

思わず、グミの袋を床にたたきつけた男性。
聞けば、購入直後から不審な点があったといいます。

メルカリを利用した大学生:
購入後に検索をかけてみたところ、同じ画像で同じ商品が数時間前に上がっていたので…。

出品写真が無断転用された画像だったことが分かり、出品者に何度もメッセージを送って説明を求めたといいます。

すると出品者は「はい!兄弟で同じ物を所有していてその関係で同じような写真になってしまいました」などと、あいまいな回答を繰り返した揚げ句、勝手に商品を送り付けてきたといいます。

その後、男性はメルカリに問い合わせるとともに一連のトラブルをXに投稿。

その投稿が注目を集め拡散されると出品者は突然、取引をキャンセルし代金は無事返金されたといいます。

さらに、Xにはメルカリで買った商品が届かず、ブドウ味のグミが届いたとの投稿があるなど同様の詐欺の手口が行われている可能性があります。

相次ぐトラブルを受けメルカリは、3月から高額取引における出品・購入時での本人確認を必須化するなど対策を強化していると説明しています。