北海道石狩市の住宅の敷地内で4月13日、バッグの中から男の赤ちゃんの遺体が見つかった事件。発見当時の生々しい状況を、通報した女性が語りました。

 「住宅の敷地内に血の付いたバッグが捨てられている」(通報した女性)

 4月13日午後0時30分ごろ、女性が見つけたバッグ。それは異様な様子だったといいます。


 「(バッグの)中にも血がすごくて、触ったらいけないと思い通報した。(Q:どんなバッグ?)白いトートバッグ。A4が入るくらいの斜めがけができるもの」(通報した女性)

 バッグの中から出てきたのは男の赤ちゃんの遺体。服を着ておらず、目立った外傷はありませんでした。

 「あのタンクの下に赤ちゃんの遺体が入ったトートバッグが置かれていたということです」(阿部空知記者)

 現場は札幌市との境にある、石狩市花川南5条5丁目の住宅地です。

 発見したのは、偶然だったといいます。

 「(13日)夫と子どもたち2人で外に出ていて、家の周りを『雪解けたかな』とぐるぐるしていた時に『こんなバッグあったかな?』という感じで見つけた。金曜日はなかった」(通報した女性)

 周辺の住民も驚きを隠せません。

 「ちょっとビックリしました。静かなところですし、やっぱりちょっとおそろしいというか怖い。事件解決までなんとなく嫌ですよね」(周辺の住民)

 赤ちゃんはへその緒と胎盤がついた状態だったといいます。

 警察が遺体を解剖して調べたところ、死後数日から数週間ほど経過していたとみられますが、死因は分かりませんでした。

 警察は死体遺棄事件として捜査しています。

北海道文化放送
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