屋根を激しくたたきつけるのは大粒のひょう。
14日午前10時ごろの佐賀・伊万里市で撮影された映像です。
溝にたまったり、ぽんぽんと跳ね上がったりする様子が見られました。
「寒冷渦」といわれる強い寒気を伴った低気圧の影響で、西日本、東日本を中心に大気の状態が非常に不安定となり、局地的にゲリラ雷雨となっています。
撮影者:
雷も鳴ってて、雨もすごくてひょうが降り始めて。そのひょうが今まで見たことない大きさ、もう氷。外にいたんですけど、すごい当たって痛くて、逃げようって。車の窓ガラスに落ちる音がバチバチって怖くて。
ひょうがアスファルトをたたきつける様子を捉えたカメラ。
雲の隙間から青空が見えることから、ひょうが局地的に降ったことが見て取れます。
大きな水たまりができるほどの激しさでした。
南国、鹿児島・姶良市でも、ひょうが屋根をたたきつけていました。
撮影者によると、屋根に当たる音に気付き外を見たところ、ひょうが降っていたということです。
大分・竹田市を取材中にも、ひょうが降り出しました。
激しく降る氷の粒が、あちらこちらに積もり出す様子が見られました。
関東でも、夕方の帰宅時間帯に天気が急変する恐れがあります。
午後3時ごろの埼玉・秩父市で、黒い雲から降るひょう。
関東でも空模様が急変しだしました。
夕方の埼玉県、群馬県、栃木県で発雷確率が高くなっています。
一方、中国でも寒冷渦による被害が相次ぎました。
中国の北部、河北省でカメラが捉えたのは、強風にあおられて巨大な屋根が吹き飛ぶ瞬間です。
この週末、中国で強風による被害が拡大しました。
街路樹も風にあおられ、根元から倒れる様子や、住宅街では外壁や屋根が街中に散乱していました。
北京市内でも強風で自転車がなぎ倒されるなど被害が相次ぎ、市内全域で288本の倒木被害が確認されました。