スマホと衛星が直接通信する日本初のサービスが始まりました。
KDDIは、アメリカの実業家イーロン・マスク氏率いるスペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」と、auのスマホが直接通信するサービス「au Starlink Direct」を10日から開始したと発表しました。
空が見える場所であれば、山間部や海の上などの圏外でも通信が可能になります。
対象はiPhoneなど50機種で、当面は無料で利用することができます。
まずはSMSなどのメッセージや位置情報の共有などに限られ、2025年の夏以降、データ通信にも対応する予定ですが、音声通話については未定としています。
一方、4月にKDDIの新社長に就任した松田浩路社長は「私が作っていきたいKDDIは夢中に挑戦できる会社です」と述べ、社内制度を整えるとともに、人材育成に積極的に取り組む姿勢を強調しました。